【デコボコは頭皮のコリ】
頭の骨の表面はそれほど複雑ではなく、比較的滑らかなようです。
ですので、いびつだと感じる頭の形は、実は「コリ」の形なのです。(えーっ?)
大小様々な凹凸は骨ではなく、大半はコリが作り出しています。
出っ張りやとがり、くぼみなど、コリは実に様々な形を作り出します。
耳の周辺や頭頂部のコリなど、それがコリの形だと思って揉めば、また見方が変わります。
まるで立体の地形図を触るように、自分の頭の出っ張りや引っ込みを探ります。
とがり(連峰)、へこみ(縁取られたカルデラ)、絶壁(一見ただの平地)など様々。
地球は丸いそうですが、実際は複雑で地震も起きるし、地層の状態も様々。
どことなく頭皮に似ています。

●出っ張ったコリ
低いツノに見立てて、周辺に向かって立体的に巻き下げるように繰り返し揉みます。
斜めに押し込むような動きも必要でしょう。粘土を擦り付けるようなイメージでしょうか。
●へこんだコリ、平らなコリ
周囲を縁取るように、出っ張りやとがりが連続していることもあるでしょう。
ですので、実際はその縁取りを揉むことになります。
巻き下げや押し込みを行うのですが、全て行うのは大変な労力ですので、
特にコリの強い場所、イタ気持ち良い場所を優先します。
ほぐせた感覚を先に体験する方が、縁取りを揉み進める時に役立ちます。
縁取りのほどきが多少進んできたら、へこみの中もほどいてみます。
頑丈に張り付いていることが多く、固過ぎるときは縁取りのほどきを続けます。
頭皮がほどきに慣れてきたら、へこみの中にも再度挑戦してみましょう。
コリが、細かい「つむじ」のような形で張り付いていることもあります。
●三角のコリや細長いコリ
ツボの姿はピンポイントとは限りません。
時には、三角形や線状などの「形」を持つことがあります。
ほどくのは大変ですが、広がりの出発点となっているツボがあります。
痛みの違いに注意を払い、カギとなる場所を探し当てます。
まずはそこを重点的にほどいて、揉む範囲を少しずつ広げていきます。
動かせないほど固い頭皮のコリを、ツボのような結び目を手掛かりにして、少しずつ伸ばします。
全く動かせなかった頭皮が少しでも動くようになれば、ほどけた証拠です。